カテゴリー : 8.データ

現像液処方箋

はじめに・・・溶解の際は、表の上の薬品から順に溶かす事。薬品の取り扱いには充分注意する事。処理時間、温度等は十分テストし、納得の上本番に入る事。(D-76の主なフィルム現像データはこちらをご覧下さい)

警告:誤植等の可能性が皆無とは言いきれません。処理に当たってはあくまで自己責任 において行う事。当処方箋を基に処理をした上で何らかの事故が生じたとしても、 当方は一切関知しません。 各薬品の簡単な説明、効果についてはこちらもご覧下さい。

D-76系

D-76の兄弟処方比較

  D-76
Vasic
D-76b
軟調
D-76BB
緩衝型
軟調
D-76c
超軟調
D-76d
緩衝型
D-76F
迅速
D-76
1:1
希釈時
の割合/L
水(50℃) 750ml 750ml 750ml 750ml 750ml 750ml
メトール 2g 2.75g 2g 2g 2g 2g 1g
無水亜硫酸ナトリウム 100g 100g 100g 100g 100g 100g 50g
ハイドロキノン 5g 2.75g 5g 5g 5g 5g 2.5g
ホウ砂 2g 2g 2g 2g 8g 20g 1g
ホウ酸 14g 8g
ヨウ化カリウム1%溶液 1ml
臭化カリウム 0.25g
水を加えて総量 1000ml 1000ml 1000ml 1000ml 1000ml 1000ml (1000ml)

補)1:1に希釈した場合、無水亜硫酸ナトリウムの割合が1L中50mlとなることから、乳剤粒子溶解作用が減り画像のにじみが減る。現像主薬の濃度も1/2となるため、現像液が疲労し易くエッジ効果 鮮鋭度が上がり、粒状性は落ちる。希釈した場合、疲労が激しい為、使い捨てにする。 また、希釈しての保存はしない

緩衝型とは、処方に使用した水質(pH) 等の影響を受けにくくした処方。
迅速 — 主に増感処理用に、処理時間を短くする為の処方
各処理時間はD-76のものを基準にテストする事。

D-76の補充液 — 135-36,1本につき、30ml補充。処理により減った分と合わせて補充相当分を破棄した後補充する。(常に液量が一定になるようにする)

各社の標準MQ処方

  KODAK
D-76
ILFORD
ID-11
FUJI
FD-122
KONIKA
SD-20
AGFA
17
水(50℃) 750ml 750ml 750ml 750ml 750ml
メトール 2g 2g 2.5g 1.5g 1.5g
無水亜硫酸ナトリウム 100g 100g 100g 100g 80g
ハイドロキノン 5g 5g 2.5g 3g 3g
ホウ砂 2g 2g 3g
メタホウ酸ナトリウム* 2g 2g
臭化カリウム 0.5g 0.5g 0.5g
水を加えて総量 1000ml 1000ml 1000ml 1000ml 1000ml

*メタホウ酸ナトリウム;
コダック=コダルク、フジ=ナボックス、コニカ=コニグレインの銘柄で売られているものの主成分(ニワルクも同じ)。いわゆる「アルカリ剤」 ホウ砂よりアルカリ性が強い。

D-96

一般ネガ及び映画フィルム用MQ現像液
対D-76比で、主薬が少ないため、 エッジ効果がやや高くなっている。 主薬の少ない分疲労しやすい。 無水亜硫酸塩が少ないため鮮鋭度が高く、反面微粒子性は落ちる。 丁度D-76を希釈した状態に近いが、さらに臭化カリウム添加によりカブリが減少する。

補充液
水(50℃) 750ml 750ml
メトール 1.5g 2g
無水亜硫酸ナトリウム 75g 80g
ハイドロキノン 1.5g 2g
ホウ砂 4.5g 5g
臭化カリウム 0.4g
水を加えて総量 1000ml 1000ml

補充液 — 135-36 ,1本につき、70ml補充。処理により減った分と合わせて補充相当分を破棄した後補充する。(常に液量が一定になるようにする)

SD-28

一般ネガ用MQ現像液D-76d型(緩衝型)に臭化カリウムを加え、よりカブリに強くしたもの。
D-76を少し使ったもの、寝かした古いものを新液に混ぜて使うのと似た効果を出す(カブリが少なく、粒状性に優れる、わずかに感度が低下する)

水(50℃) 750ml
メトール 2g
無水亜硫酸ナトリウム 100g
ハイドロキノン 5g
ホウ砂 8g
ホウ酸 8g
臭化カリウム 0.4g
水を加えて総量 1000ml

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